人生後半戦

名古屋で暮らしています。いろいろ忘れっぽくなったので(笑)自分用の覚え書きとして記録しておきたい事を書いていきます。

【2025年6月ブータン旅行記 Day2】

6月11日は夜中の1時に起きてタイの空港からブータンまで移動。
微笑みの国から幸せの国へのフライトです✈️
 ガイドさんと合流してからは棚田やゾンを見学したり、ブータン密教の話を聞いたりと怒涛の観光三昧で2日分くらい活動しました。

深夜2時の空港。
チェックインの列で前のインド人と深夜のテンションでペチャクチャおしゃべりしていたら空港職員に
「あなたどこ行くの?チケット見せて」
と言われて、間違った列に並んでいたことを指摘されました。
道理でインド人ばっかりの列だと思いました。

ブータンへ運航している航空会社は国営のドゥック航空と民間のブータン・エアラインズの2社だけ。
私はドゥック航空を利用しました。
ドゥックとは龍という意味です。

窓際の席だけど空いていて隣は無人で快適でした。

うとうとしながら飛行機に乗っていると出てきた朝食。
この右の透明なケースに入っているのがブータンのエゼと言われるもの。
韓国で何にでもキムチが付くように、ブータンではこのエゼが出てくるそうです。

乾燥したものはふりかけのようで、生野菜が使われたものはお漬物みたいな感じ。
そしてどちらもすご〜く辛い!

「出会い頭に脳みそを直接ビンタされる」ような辛さで(それなのにすごく旨味も感じる)まだブータンに着いていないのに早速ブータン料理の洗礼を浴びました。


ヒマラヤの山々を彼方に見ながら着陸。
とてものんびりした空港で着陸した後みんな思い思いに自分の乗ってきた飛行機と写真を撮っていました。

ブータンの建物は全て「ブータンの伝統様式」に法って建てなければいけないルールがあるので空港もこのような感じです。

今回初めてキャッシング機能で現地のお金を引き出してみました。

ブータンのお金「ヌルタム」は現地でしか換金できず、日本円に戻すこともできません。
なので少額の換金を勧められるのですが、街には両替所が少なく、お店はカードを使えるところも少ないのが悩ましいところです。

ガイドさんと合流してからまず向かったのはパロの棚田。
ここの棚田はブータンに米作りを教えて王様から称号をもらった日本人・ダショー西岡さんの棚田なのでぜひ行きたかったのです。
水を張られたばかりの美しい季節に来られて感動✨✨

ダショー西岡さんの仏塔(チョルテン)も見学。
ブータンにはお墓がないので、実際にここに西岡さんのお骨があるわけではありません。

その後ブータン各地に108の橋を架けたドゥプトゥプ・タントンギャルポの橋の一つを見に行きました。
私が渡っている橋は2006年に修復されたもので、隣に古い橋が残っています。

周りのカラフルな布はルンタとかタルチョと呼ばれるもので、布にお経が書いてあって風にたなびくとお経を読んだことになるというシロモノです。
ブータンでは至る所で見かけました。

お寺にはツァツァと言われる小さな粘土で作った仏塔のようなものが奉納されています。
底に巻いた紙が入っているものは健康を祈願したもの。
何も入っていないものは土に遺骨が混ぜ込まれているそうです。

空港のあるパロから首都のティンプーに移動しホテルにチェックイン。
ブータンが思ったより暑かったので一度着替えてさっぱりします。

続いてランチへ。
ここでブータンで一番有名な料理エマダツィ(唐辛子とチーズの煮込み)の登場。
いろんな野菜を入れることもありますが、ここのはシンプルに唐辛子とチーズだけ。
でもこれも美味しくてたくさんお代わりしました。

ランチの後はブータンの宗教と政治の中心であるタシチョ・ゾンへ。
この辺りは王様のお住まいや官公庁が建ち並び霞ヶ関みたいな場所です。

この日は仏教関連の祝日で様々な行事があり、ここでブータンの宗教界のトップである大僧正(王様と同じくらい偉い人)を見ることができました🇧🇹
ちなみに政府関係者の車はみんなトヨタ車でした〜✨


釘をまったく使わず、「ミゾ」と「ホゾ」の組み合わせのみで建てるブータンの伝統建築技法で建てられていて模様も細かくて圧巻でした。

ここでガイドさんにブータン密教の話やそれぞれの仏画の表すもの、五体投地というブータン式のお参りの仕方を教わりました。

続けてティンプーの街のシンボルでもあるメモリアルチョルテンへ。
第3代国王を記念する意味も込めて造られています。
この祝日はお参りに行くと何倍もご利益がある日なのでたくさんのブータン人がいました。


その後、街に戻ってティンプー目ぬき通りをブラブラします。
政府の公用車はトヨタでしたが、街を走っているのはスズキの車が多く、その次にヒュンダイを多く見かけました。

ティンプーの広場にある時計塔。
周りではよくイベントを開催しているそうで、この時はテスラ車のイベントの準備をしていました。


信号機がないブータンですが、ティンプーの街の中心に手信号があります。
信号はなくても車が全体的にゆっくりなので道を渡る時も怖い感じはありませんでした。

祝日なのでクラフトマーケットはほとんどお休み。
まあ、似た商品を扱うお店が多いので何軒かやっているお店を見れただけで十分でした。

ホテルに戻って夕食。
今回のエマダツィはじゃがいも入り。
ホテルの食事は大体バイキング形式なのですが、どうも私の食事量がブータン人に比べて異常に少ないようで、心配してスタッフがかわるがわる声をかけてくれました。。。(恥)

夕食の後はお部屋でブータンのテレビなぞ見てのんびりして早めに就寝。
2日分くらい活動した日でした。